カラン


なんてここに似つかわしくないほどの音を鳴らしてソウは中に入っていく


中には男の人ばっかりでハデそうな人が多かった



ソウに気づくとみんなこっちを向いて頭を下げる

でも、その後にあたしの存在を認識すると全員が驚いた顔をしていた



なんでこんなところに来てるんだろう

完璧場違いな気がする。



少しだけ歩いて奥まで行くと3つの扉の前に着いた


その真ん中にある扉を慣れているかのように開けた



「奏ー!
どこいってたんだよー!」


「お前、たまにはここに大人しく居ろよなぁ」


「電話くらい繋がるようにしてください」



と言ってきた

銀髪
いつかの純也さん
クリーム頭


その三人もあたしを見ると固まった



「…ソウ」


居心地が悪くなりソウに助けを求める


「気にすんな」


またもソウはあたしの繋がれた手を引っ張って一番奥にあるソファーに連れていった


そういえば、手いつの間に繋がれていたんだろう



一番奥のソファーは結構広く2人で座っても平気だった