爽やかにそう言って、
その後も瑞樹は男のコを
待合室のソファに座らせる
まで、しっかりと支えて
運んであげた。
そして、もう一度お礼を
言ってくれる女のコに手を
振って別れ、来た道を
戻っていく。
ずっと後ろをついてるだけ
だったあたしは、病院を
出るとようやく瑞樹の隣に並び、
「お疲れ様。優しいね」
「ん? 別にそんなたいした
ことしてないでしょ。
困った時はお互い様じゃん」
「まぁ、そうだけど」
――それでも、やっぱり。
若いのにああいうことが
ためらいなくできるって、
充分、優しいんじゃない
かと思うよ。
_
その後も瑞樹は男のコを
待合室のソファに座らせる
まで、しっかりと支えて
運んであげた。
そして、もう一度お礼を
言ってくれる女のコに手を
振って別れ、来た道を
戻っていく。
ずっと後ろをついてるだけ
だったあたしは、病院を
出るとようやく瑞樹の隣に並び、
「お疲れ様。優しいね」
「ん? 別にそんなたいした
ことしてないでしょ。
困った時はお互い様じゃん」
「まぁ、そうだけど」
――それでも、やっぱり。
若いのにああいうことが
ためらいなくできるって、
充分、優しいんじゃない
かと思うよ。
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