女の人は恐縮したように
一歩下がって『いえいえ』
と言いながら、さらに
教えてくれた。
「上司が、こちらが大の
お気に入りなんです。
実はその上司が親族でも
あって、クリスマスにぜひ
こちらのケーキをって……」
「まあ、そうだったんですか」
なるほどね。だから今回は、
あくまでプライベート用なんだ。
それじゃあやっぱり、
ホールケーキじゃなきゃ
イマイチだ。
「ご要望にお応えできず、
申し訳ございません」
あたしはもう一度、深く
頭を垂れた。
_
一歩下がって『いえいえ』
と言いながら、さらに
教えてくれた。
「上司が、こちらが大の
お気に入りなんです。
実はその上司が親族でも
あって、クリスマスにぜひ
こちらのケーキをって……」
「まあ、そうだったんですか」
なるほどね。だから今回は、
あくまでプライベート用なんだ。
それじゃあやっぱり、
ホールケーキじゃなきゃ
イマイチだ。
「ご要望にお応えできず、
申し訳ございません」
あたしはもう一度、深く
頭を垂れた。
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