まぁ、所詮ただの噂だし、あたしはヤンキーでも喧嘩最強でもないし、彼氏なんてできたこともない。
でもやっぱり噂を聞いた女の子たちは怖いみたいで。
だんだんあたしに話しかける子はいなくなった。
まあ少しは淋しいけど、女子の泥沼にもう二度とはまりたくないしね…。
「早くどっかに行ってよ。あたしはこの子に話しがあんの」
いやいや、胸倉を掴んだまま言われても…。
「あたしが口を挟む権利はないんだけどさ、その子に聞く前に竹下って言う人に聞けばいいんじゃないの?」
「部外者は黙っててよ」
取り巻きの子に言われてあたしもカチンときた。
「あなただって部外者でしょ? 話し合うなら中野さんと竹下とあんたで解決しなさいよ」
最後はきちんと、女の子の目を見据えて言い切ってやった。
