「みーちゃん、災難だったねー」 今朝の出来事を知らない芽衣はのんびりとあたしに言った。 「本当に最悪だよ! 寝坊さえしなければ!」 寝坊さえしなければ、あんな醜態をさらすことも無かったのに。 「あれ? なんかみーちゃん怒ってる?」 人が怒ってる時に、怒ってる?なんて聞いて欲しく無かった。 「怒ってるよ!」 「ーーなんで?」 「話したくない!」 無理矢理会話を終了させる。