「やっと終わったぁ~」 「体育の斎藤センセ、鬼じゃない?」 教室が女子の声で騒がしくなる中、あたしは窓際の席でポツンと着替える。 あたしがこの高校に入学してから早2ヶ月。 あたしには、まだ友達がいない。 それというのも、あたしはあんまり社交的ではない。それプラス、あたしが自然と作る壁が、人を遠ざけているようだ。 過去にあった出来事から言うと、あたしは、美人らしい。 そのせいで、男子からは告白されるが、逆にそのことが女子の恨みを買ってしまうようだ。