「なあ、ちょっと想像してみて? 遠い所に友達がいて、その友達が自分のことを夢で見て……それって、自分に会ったってことになると思う?」
「え? えっと、……どういうこと?」
自身の理解力の乏しさに今更悔やみながら、必死に彼の話に付いていこうとする。私の頭の悪さが原因で、彼に自分の説明が悪いのかなと気を遣わせたくない。
「じゃあ、例えば君が、普段会えない大好きな友達と夢の中で会ったとする。それで、やっと会えた、嬉しいってなる?」
「ならない」
――しまった、即答しちゃった。
はっと両手で口を押さえるが、もう遅い。膝に乗せた缶コーヒーがかつんと落ちる。階段を転がり落ちていく前に慌てて拾うと、彼が優しく笑う。
「ははっ、だよなあ」
彼は本当におかしそうに目を細めた。その横顔を見つめて頬を熱くする、私がいる。
「俺の友達、ちょっとおかしいんだよ。ごめん、気にしないで」
「ううん、面白い人だね」
だろ、と彼が私を見て、嬉しそうな顔をした。
「え? えっと、……どういうこと?」
自身の理解力の乏しさに今更悔やみながら、必死に彼の話に付いていこうとする。私の頭の悪さが原因で、彼に自分の説明が悪いのかなと気を遣わせたくない。
「じゃあ、例えば君が、普段会えない大好きな友達と夢の中で会ったとする。それで、やっと会えた、嬉しいってなる?」
「ならない」
――しまった、即答しちゃった。
はっと両手で口を押さえるが、もう遅い。膝に乗せた缶コーヒーがかつんと落ちる。階段を転がり落ちていく前に慌てて拾うと、彼が優しく笑う。
「ははっ、だよなあ」
彼は本当におかしそうに目を細めた。その横顔を見つめて頬を熱くする、私がいる。
「俺の友達、ちょっとおかしいんだよ。ごめん、気にしないで」
「ううん、面白い人だね」
だろ、と彼が私を見て、嬉しそうな顔をした。



