「華穂………好きだ」



耳元で、甘く甘く囁いた。


これが俺の精一杯の告白。


ゆっくり華穂の顔を上げて


視線が絡み合う。



華穂の目からは、止まらない涙の粒。



チュッ


そっと目の下にキスをした。



「………しょっぱ」



そのまま華穂の唇に―――……



チュッ



「可愛い」




その時の華穂の顔はゆでだこみたいに真っ赤だった。