ピンポーン…… 「あ、航平くん!久しぶりね!最近授業なかったの?」 華穂の母さんが出てきた。 華穂と華穂の母さんは笑うとすげぇそっくり。 つーか…俺が辞めた事知らねえのか? ならちょうどいい。 「風邪ひいてて。すいません。華穂さんまだっすか?」 「もう少しで帰るわよ~。でもあたしもう出掛けるんだけど…留守番、いいかしら?」 「全然大丈夫っすよ」 「ありがとう~!じゃあ」 そう言って華穂の母さんは出て行った。