蓮也のいつもの冗談にも苛々するほど 俺は狂ってた。 「しかも今日授業かよ……」 華穂が嫌いな訳じゃない。 むしろ、和むし楽しい。 でも…どんな顔で会えばいいのかわかんねぇ……。 そんな俺をよそに、時間はどんどん過ぎていく。 いつものように、華穂の家の駐車場に車を止める。 早く着きすぎたな……。 …………あれ、華穂?