「華穂、昨日何時に寝た?」 「ん…3時前かな」 あたしは数学の問題をときながら答える。 「何時に起きた?」 「7時」 「最近ずっと?」 「まぁそうだね」 「お前死ぬぞ」 また顔を上げると、先生の顔は本気だった。 「そんな頑張んなよ」 先生が優しく頭を撫でる。 無駄に、心臓が、うるさい…。 ドキドキ――――……