「え?拓海さんっていうのは」 「航平~!今来たの?」 朱梨さんも酒を飲んだからか、少し頬が赤い。 そんな朱梨さんが可愛くて、俺はフッと笑った。 「朱梨さん、誕生日おめでとうございます」 「ふふ。ありがと」 と言った瞬間、朱梨さんがよろけそうになった。 ヤバい!と手を伸ばそうとした瞬間――――……。 「朱梨飲みすぎ」 …………だれ?