「何も。どしたの?」 『今から会おうよ、ホテルで』 いつもなら飛びついていく誘いも、今日は――……。 「あー…ごめん、無理だわ」 『え~っ残念。じゃあまた今度会おうね♪』 なんだか会う気にならなかった。 それからも響ちゃん以外の子に会いたいと思わなかった。 俺、めっちゃ響ちゃん好きなんじゃん……。