運命ねぇ………。 スカートの中に入れたネックレスに手を伸ばす。 あんなもの貰えないから、捨てる為に持ってきた。 「響子、ネックレスいる?」 「マジ?見せて」 ブランド物が好きな響子は喜ぶかも。 あたしは響子に手渡した。 「ちょっ…華穂、これ……後ろに…」 「え?」 『7.4 to Akari』 「7月4日って…あたしが拾った日だ」 「"あかりさん"って人へのプレゼントか」