華穂の誕生日が迫るなか 俺は久々にサークル仲間と飲み会をしていた。 カランカラン…♪ 朱梨さんが来た事を知らせる店のドアの鈴が鳴る。 朱梨さんは見慣れないスーツを着ていた。 スタイルもいいから、やっぱり何着ても似合う。 「朱梨さん、久々っすね」 「やーっと就活が落ち着いたからね!忙しくって」 「就職先決まったんすか?」