「な、なな何があったん?」

「シン、一辺おちつけや」

「あ、ああ…」

シンはあたしの一個上で、コイツもヤッくんたちと同じ族に入ってん。皆驚く反応は一緒みたいやな。


ちょっとしてシンが口を開いた。


「どうしたんいきなり」

「気分、イメチェン」

「なんや…、あれミユやったんか」

「なんでわからんねん」

これでもこいつも長年の付き合いや。

「髪切るなん誰も思わんやろ!」

「いい加減ロングもうっとうしかったんよ。…ロングやとあの馬鹿うるさいし」

そう言ってコウを見た。

「お、俺のせい?」

「コウ…、お前のせいやったんか!!」

「ちょっ、カツミくっ!」

今にもコウに掴みかかりそうなカッちゃんは最早般若。

「冗談や」

「……ほか」

「助かった…」