「なぁ？ミユ」

「ん～？」

「はあ…ほんま、ちょっとは女らしくせーへんとモテへんで？」

「なんなんいきなり」


このしゃらくせー男、河上 コウ。

「髪長くて俺タイプなのに、性格が、なあ？」

「何回同じこと言わせんねん。うちの連れの周りの奴と付き合った男は興味ないねん」

「あー、はい。さいですか」



そう、この男うちの唯一、１人の女友達、高見 ユウミと付き合っていた。