「バス亭までまだ歩くの~」 「ホラ、頑張れ波奈」 「うぅ~」 今やっと練習試合が終わり、女子バスケ部皆でバス停まで歩いてる所。 「あっ、バス停見えた!! ……てか、バス来てんじゃん!!」 「本当だ、でもこっからけっこう距離あるよ」 「いいよ、私が走って止めてくる」 その時早く帰りたかった私は最後の力を振り絞り急いで走った。 「ハァッ…ハァ…待って下さい…」 良かった…間に合って。 そして私は後ろの方に目をやると……