「あっ!! 教室に宿題わすれちゃった。 ごめん波奈、私とってくる」 「分かった。 じゃあ私、門の前で待ってるから」 「ありがと!!」 そう言って走って行った。 しっかりしてるんだか、おっちょこちょいなのか分からないな~留里は。 私はゆっくりと歩きながら門の前まで行った。 ―ヒラッ― 「あっ、桜だ…」