「じゃあ何で…」
「私、小柴君が前に彼女居たのかなって思ったら急にイラッってきて…
小柴君の初めてが全部私だったらよかったなんて考えたり」
自分の気持ちが止まらない。
「私怖いの!!
小柴君の事好きすぎてどんどん欲張りになっていく自分が…
もうこの気持ちをどうすればいいのか分からないの。
小柴君お願い……
私の事嫌いにならないで…」
「……ないだろ…」
「え…?
キャッ!!」
私はいきなりベットに押し倒された。
「小柴く…んっ…」
そして口を塞がれた。
部屋の中はキスの音だけ。
「はぁっ…はぁ…」
「俺がそんな事で水沢先輩を嫌いになる訳ないじゃないですか。
むしろそんな風に思ってたなんて嬉しいです」
「本当に…?」
「あと、俺今まで彼女居たことないですから」
「でもキスの仕方とか扱いが上手じゃん…」
するとため息をつき
「それは、水沢先輩が可愛いから、止まらなくなっちゃうんです。
俺だって同じ気持ちですから…」

