帰り道にずっと考えていた。

次に会ったとき、「あほ」はどんな風になっているのだろう。


フランス語ぺらぺらなお坊ちゃんになってたりするのかな…。


でも絶対また会える。


そのとき、いくら「あほ」がかわっていても、「あほ」は「あほ」だ。

そして私は「ばか」。


これだけは変わらない。



「あほばかゲーム」は私達互いの存在価値を確かめあうための大切なゲームだった。



それは「逃げ」かもしれない。

「弱さ」かもしれない。


けどそれでもいい。
今なら弱さもさらけだせる。