・・・ちゃん・・・・・・・・・・・・・・・

お姉・・・ちゃん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


<呼んでる・・・・・・>



「お姉ちゃん!!」


力強い声


<今、はっきりとわかる
私は私に戻ったんだわ!>


「お姉ちゃん!」


<聞き慣れた妹の声
ごめんね・・・心配かけて>


私の中で諦めていた未来、絶望感が消えていった。



そして、目を開けると私の手を強く握りしめている妹の姿。


妹のそばには、見知らぬ男性も。



「ミク・・・」


「良かったぁ・・・」


妹は涙を拭いながら私を見つめている。



<サヨナラ、眠り姫>


館長さんが最後に残した言葉・・・・・・。


そう、不思議な出来事。


最初に伝えよう・・・



「ミク・・・あのね・・・」