放課後(仮)




あ、こっち向いた。


俺に気づいたか?


……と、思ったら目を逸らしやがった


……見てみぬフリかよ。



あぁ、何かムカムカしてきた。


何か意地悪してみたくなってきた。

そう思った俺はアイツに近寄った。


アイツの耳元で、“放課後…”と囁いた。


そしたら、顔が真っ赤になってさ。


何か、凄く面白いヤツだと思った。


「あ。お前、何笑ってんだよ〜」

秋人が俺の顔を見て、笑った。


「…俺、笑ってた?」


「うんうん。あんまし笑わないお前がねぇ」


…って、俺キモいわ。

そう思って両手で顔を隠す。

だって、アイツを考えたら顔がにやけるなんて…