そのまま遊んでいる子供達を見たり、少し暗くなるぐらいまで、さっき買った雑誌を読んだりしていた。

こんなオヤジがずっと子供達を見ているとお母さん達に怪しいと思って怖がられるからあまりずっと子供達は見ないようにしていた。

僕は、公園へ出てまた彼女の居るコンビニに足を向けてた。

『特に欲しい物はないけどな.....

どうしようかな.....』
明日もお休みだからお酒買って行こうと思いながら、歩いていた。
僕は、それほど選ぶような量がないお酒のコーナーに30分ほどずっと居た。

値段などを見たりして、また、チラチラと彼女の方を見ていた。

しかし僕は、お金がないのだから、こうして毎週のようにお買い物するのは、実はお財布には、きつかったのだ。

だから、一番量がいっぱい入っていて、安い物を選んで買っていた。

お会計の時に、彼女の素敵な笑顔の他に何かを、知りたかった。

僕は彼女の臭いをかぐために鼻に一生懸命神経を集中さした。

彼女は石鹸の臭いをしていた気がした。

『いい臭いだ.....』