自分のために働いてくれてると優香はわかっていた

しかし優香は二人の時間がもっと欲しかった

お金はなくても亮のライブを見たかった

亮にバンド活動を続けてほしかった


それでも自分のために頑張ってくれている亮にそんなことは言えない


優香は自分の気持ちを押し込めて笑顔でいた

たまに早く次のライブできるといいね、と行っていた