未だ慌てる男を見ながら


あることに気が付いた


「‥‥‥私の部屋‥三階だよね‥‥‥」



私の家はちょっと珍しい3階建て。

そして私の部屋はその3階


‥‥‥この人、どうやってここまで上がって来たの?


そんな当たり前なことにいまさら気付いた途端、背中を冷や汗が伝う。


そんな私の様子に気付いたのか男が私に顔を向けた。