オシャレな涙『私の気持ちに気付いて…』

だって、その話しの続きには、HAPPY Endがないと感じてしまったから……


『その彼女はな…… 18歳の時に、末期の子宮癌になってしまったんだよ…… 頑張って治療に励んだ彼女だったけど、医者から告げられた命は、余命三ヶ月だった。それからの兄貴は、絶望感で苦しみ、昔のように誰とも話さなくなってしまったんだ……。』


『でも、その話しって二年前の話しでしょ…… 亮さんは、まだ苦しんでるって事だよね…。』


『……… 彼女が亡くなる三日前は、彼女のBirthdayだった。兄貴は彼女の笑顔が見たくて、彼女が前から欲しがっていたネックレスを片手に、病院へと向かった。涙をこらえなが、彼女の首にネックレスをかけた。彼女は息苦しいのを必死でこらえて、最高の笑顔を見せてくれたみたいなんだ。』


私は涙が止まらなくなっていた……… 彼女の笑顔は亮さんにとって、何よりも大切だったんだって思ったから………


『そして、三日後の昼…… 兄貴の携帯が鳴った。彼女の母親からだ……娘が危篤状態だから、すぐに来てほしいと。兄貴はその日、大事な試験があったけど、それを辞退して病院へと急いだ…。少しずつ体力が落ちていく彼女を見て、兄貴は泣き狂ってしまた。その時彼女は、最後の力を振り絞り『あ、り、が、と…… だ、い、す、き………。』その言葉を最後に、彼女は息を引き取ってしまったんだよ…。』


それから亮さんは、彼女にソックリの私を見てしまったために、自分自身をコントロールできず、錯乱状態が続いてしまっているんだ………