美麗は、今まで以上に感情的になっていた……… そんな美麗の目からも涙が溢れ出ていた……


里沙達は、私達に気を使い、静かに夜の街へと出て行った………


『美麗、私の事許してくれる……!?』


『さっきからあんたばっか喋って、私の話しはスルーじゃない!!』


二人の間には、いつもの笑いが戻ってきた。


『プッハハハハハ……… 私とあんたって、いつもお笑いみたいで、マジうけるねッ!!いつも美優奈がボケで、私がツッコミ じゃん…。』


私達の間には、いつでも笑いがあったけど、こんなにも大切な涙が二人の間にあったなんて、初めて知った………


感情的になって流れた涙でも、色を一つ加えたら、誰もが皆、オシャレな涙を流せるんだよッ。


悲しい涙が出た時は、大好きな人に会う………


嬉しい涙が出た時は、美味しいランチを食べに行く………


怒りがおさまらなくて、たくさん涙が出た時は、大切な何かを思いだす………


普通の涙なんて、面白くないでしょ…。 涙の一粒一粒には、見えない思いがたくさんつまってる…… だから、涙はただの涙で終わらせてはいけないの。


これからの人生、オシャレな涙をたくさん流すぞぉ〜〜〜!!!


私達二人には、大切な物が見つかったから…。