オシャレな涙『私の気持ちに気付いて…』

私と聖矢は亮さんの運転で、ありささんのお店まで向かった。

聖矢は助手席の窓から顔をだし、懐かしい町並みを眺めていた……

「七色の扉って、確かこの辺だったよなッ!?それにしても、この辺は昔と全然変わってないなぁ……。」


「そうだねッ!!懐かしいなぁ…… そうだ、私そろそろありささんにメールしなきゃ。」


お疲れ様です。
もうすぐお店に着くと思うので、お店の前に出て来てもらえたら嬉しいです。美優奈

送信っと…………

それから数秒後………
ありささんからメールが届いた。

本当に来てくれたんだ……
嬉しい…… 今から外に出るから待ってて!!


私達は、Shinyの入口で待っていた……

カタッ……

お店の扉が開いた…… そこに立っていたのは、いつもと違うありささんだった……


「ありささん…… 超〜〜綺麗ですねッ!!髪型もオシャレだし、ドレスも可愛い!!」


「そうかな!?ありがとう…… 今日は楽しんでってねッ。」

私達三人は、ずっとありささんに見とれてしまっていた…。


「いらっしゃいませ〜〜 あそこのボックス席にお座り下さい。」

「ここのお店、お客さんがいっぱい入ってますねッ!!」

ありささんはちょっと苦笑いしながらこう答えた……

「お客さんを自分のものにする為には、相当苦労するのよッ!!華やかに見えて、案外黒いとこもあるからね…… それより、皆何飲む!?」


「じゃ〜ビール3つと、ありささんの飲み物1つお願いしまぁ〜す。」

「私も頂いていいのッ!?ありがとう…… ちょっと待っててねッ。」

しばらくしてありささんがビールを持ってきてくれた……

「お待たせッ!!それでは皆さん、カンパーイ!!」

「カンパーイ!!」

カチーン………


「それにしても、お前この人とママ友なのか……!?全然違うなッ!!」

ちょっとぉ〜〜 聖矢マジ失礼なんですけど…… その時、ありささんが私をフォローしてくれたの。

「美優奈ちゃんって、凄く可愛い子だと思うよッ!!ただ、育児って思っているより大変で、毎日が子供中心の生活になってしまうから、なかなか自分の為にオシャレなんかしてられないのよッ……。」

「そんなもんなんですか…!?俺達男だから、よくわかんないんですよね……。」


「二人っきりのデートなんて、めったにできないでしょ…… 女性としては、本音を言うと淋しいものなんだから……。」


ありささんは、私が思っている事を変わりに話してくれているようだった……