「お前を迎えに行かなかったら、いつまで寝てるかわからないからなッ!!」

「そうだよッ!!あんたがまともに早起きするのは、休みの時だけだもんねッ!!アハハハハハハ………。」


ちょっとぉ〜〜、二人共笑いすぎじゃない……… いつも私は二人に馬鹿にされてしまうの…… 里沙はいたってクールでマイペースだから、笑わないと思ったら、やっぱり鼻で笑ってるじゃ〜〜ん。


「フンッ……… 美優奈ってマジうけるよねッ!!高校生活最後の日まで笑わしてくれるなんて、あんたぐらいだよッ!!」


「もう〜〜〜、皆して私を馬鹿にしてぇ〜〜、虐めないでよッ。」


聖矢は一年先に卒業しちゃったし、今日は迎えになんてこないと思ってたから、またこうして三人で学校に行けて嬉しい…… でも…… 学校が近付くほどに、何だか切なくなってきちゃったなぁ………。