「美優奈、あんたはいつになったら寝坊助から卒業できるのッ!?パパはいつも美優奈の事冷静に見てるけど、なんか言う事ないの……!?」


パパは私の顔をジッと見つめて………


「美優奈、今日はいよいよ卒業式だな…… 三年間色んな事があって、お前は立派に成長できたと思う…… これからの人生、焦らず、自分らしく生きるんだぞ……。」


やっぱりパパは、真面目で冷静だった……


ピンポーン………

ピンポーン………

あれッ!?今日は誰とも約束してないのに、誰が来たんだろう……。


「おっはよ〜美優奈!!」

「おはよう!!」

「おっす!!今日は皆で最後の登校だなッ。」


美麗…… 里沙…… 聖矢…… 皆で私を迎えに来てくれたんだ。