オシャレな涙『私の気持ちに気付いて…』

「あなた達には隠していた事があるんだけど、私にはずっと前から美咲さんが見えていたのよ…… 亮にも正直に話さなきゃって思っていたけど、あんたの気持ちを考えると、正直に話す事ができなくて苦しかった……。」


おばさんにそんな力があったなんて………


「私ね、小さい頃から普通の人には見えないものが見えてしまっていたの…… でも、誰にも信じてもらえず、こんな力なんて必要ないと思った私は、たとえ何かが見えてしまったとしても、二度と正直に話す事はなくなったわ……。」


「お袋…… 本当にお袋には、美咲の姿が見えているのか……!?美咲…… 美咲、お前には何もしてあげる事ができなくて、俺は悔しくてたまらないよ…… 大きな観覧車に乗りたいって言ってたのに、乗せてやる事もできなくて、美咲が夢見ていたウエディングドレスも着せてあげる事ができなかった…… 美咲、ごめんな……… 本当にごめんな…。」


その時……… 窓から暖かい光りが差し込んできて、キラキラとした一粒の雫が、落ちるはずもない時計の針にポツリと落ちた…… これって、もしかして美咲さんの涙………