「 ハザマくん ――― 電車、 …戻すぞ!! 」 ビルの中空を走る線路 透き間から見えてる、駅前大通り 警笛を、高らかに鳴らしながら バックして行く 赤い電車 ボクは 口をあんぐりと開け 震えだし、点滅を続ける携帯を握って ガラス窓に 張り付いた ――――