空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜






「 はい!

… もしもムリなら
電車じゃなくても構いません!!


何か大きな ―――

大型免許は持ってます!
一人でも多く、人を乗せる事が出来る物
それをボクに 貸して欲しいんです!! 」





ボクは、基地の中
駅長さんの前に立って、頭を下げる



「 …ハザマくん

潜在的な患者は
こちらが認識しているよりも
はるかに多い 」



「 だからです!!

… 助けを求めたくても
言えない人がいるなら
行ける奴が、行くべきなんです!! 」



「 末期"LostLove"患者に
ほぼ感情は無い

微笑みもしないし、涙も流さず
嬉しいも悲しいも、無いと言うのにか? 」



「 ――… それが、あの『木』だ!! 」