冷たいカレシ






「ほらいってきな。」


「うん!」


私は、優斗のところに行った。


「優斗!」

優斗は、振りかえてくれた。

でも・・・・


「なに?」

そ。

優斗は、わたしだけには

冷たい。前の優しい優斗は、

私じゃなく、他の女に見せている。


「今日、一緒に帰れないかな・・・?」



「ムリ」




優斗はそれだけ言って、去っていた。