それから他愛も無い話をしたり、ゲームをした。 そんな事をしてると自然と距離が縮まっていく。 急に大和が真剣な顔をして、私を引き寄せた。 何か月振りだろう。 この腕に抱き締められるのは。 すごく落ち着いた。 やっぱりココが私の場所だと感じた。 「陽菜…。抱き締めていいか?」 私たちは二年付き合って、まだHは最後までした事が無かった。 それほど大和は私を大事にしてくれてたんだと思う。 その時迷いは無かった。 だから「嬉しい。」と伝えた。