こういう奴を、世間一般でば俺様゙と呼び理解しがたいことにもてはやされているの…!?

有り得ない、有り得ない有り得ない。



「…、拒否します。」


沸々と湧き出す怒りは、震える拳を強く握ることでなんとか抑えるけど。

口からつい出てしまったた声色は、自分でも吃驚するくらい低かった。



それには同じく加島くんも驚いた様子で、でも笑みは顔から消すことをせず。面白い獲物を見つけたようにぎらつく眼を光らせる。


苛々する、なんでこいつここの席なんだろ。てかなんで私の隣の席なんだろ(先生、恨む…!)



「やっぱ、玲だよなー。」

「はあ…?」

「まじで、付き合ってよ。」

「しつこい。」