「「じゃんけん ぽんっっ」」
あたしのパーと
みゆのグー
「やったぁあ♪あたしのかち!」
「おぇ、まけた…」
「じゃあこれ、河内くんのアド」
そう言って渡された小さなメモには
きれいな字で名前とアドが書かれていた。
「ふーん意外~」
みゆ、不満爆発の顔
ブサイクだゾ☆
そのとき、教室のドアが
勢い良く開いた。
-ガラッ
「中谷さん!」
あ、昨日見た都倉くん-…
そんなこと思い出してるうちに
彼はあたしの目の前に立っていた。
「中谷さん?やんな?」
「は、はい」
意外とデカいんやな…
あたしは彼の威圧感で
はい、と答えるだけでいっぱいいっぱいやった。
「ちょっと頼み事やねんけど…よかったら、俺とバンド組まへん?」
えぇ?!
ばばばバンド!?!?
「な、なんであたし…?」
ほんまに不思議やった。

