「別々に住んでるように見える家?」


あたしは落ち着きながら、尋ねた。

嵐クンのカレーをほお張って、ライトが頷く。



「地下でつながってるから。俺はあっちの家から入ればいいし」



なるほど。

それにしても
家まで完成させちゃったんだ…?

有難いやら申し訳ないやら。



「何したって一緒に住みてぇし」



サラッと言ったライトのその言葉
あたしは嬉しかった。

少しでも一緒にいたい
あたしだってそう思う。