あたしたちがそんな会話をしてると必ず、羅未は笑った。 う~… 可愛いっ!! 親バカ全開。 「ほな、そろそろ帰るわ」 あたしはミコトさんが置いていったパンフを眺めた。 確かに憧れる。 ライトと旅行なんて…… でも あたしたちは見つかっちゃいけないの。 ライトが大事な時期って分かってる。 バサッ— あたしはそれを、引き出しに押し込んだ。 ごめんね、ミコトさん。 ありがとう……