「うぅ~ん・・・ハァ、涼?」
桃井さんがうっすらと目を開けます。
しかし、まだ朧気です。
「お、起きたか?」
いまだにハンカチを押さえる犬飼
心配そうに覗き込みます。
「あ、レ?・・・私、」
手で顔を覆って考えますが、頭がぼーっとして何も考えられません。
そりゃそうですよね。
あれだけ飲んで熱い風呂に入れば・・・ねぇ?
「心配するな!俺が付いてるから!」
男前な事を言ってますが、鼻血出てます。
「りょう・・・」
しかし、桃井さんも恋する乙女です。
男前な犬飼がとてもかっこよく見えます。
桃井さんが手を伸ばすと、
犬飼が手を(鼻血が付いてない方)握ります。
(いいや。今は酔っぱらいだし~)
桃井さんは全てをお酒のせいにしました。
犬飼の手を自分の頬っぺたに持って行きます。
「ギョ!?」
犬飼はもうびっくりです。
「ハァ…つめたい」
桃井さんのとろける笑顔
その笑顔は犬飼がはじめて恋したあの頃の笑顔と一緒でした。
「ひかり…」
その笑顔を見ると自然とやわらかな笑みがこぼれます。
犬飼は愛おしく桃井さんを撫でました。
(俺もそろそろ覚悟を決めないとな…)
犬飼は決心をしました。
今度こそ光に告白する!と、
犬飼は桃井さんのおでこにそっとキスを落としました。


