「お母さん!」
「麗子ちゃん?どうしたの?」
「前髪、切って。」
お母さんはパーっと笑顔になり頷きました。
そう、灰原さんは自分の灰を払うことにしたのです。
「う~ん♪やっぱり、麗子ちゃんは私の子ね。可愛い!」
「・・・・・・」
灰原さんは眼鏡をごみ箱に捨てました。
長かったスカートを少しだけ短くしました。
いつもは前を占めているブレザーを開けました。
魔女なんて現れないから、自分で魔法をかけました。
カボチャの馬車なんてないから自力でお城まで走りました。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…