「お前体力なさすぎ。

つーか遅れたら碧葉の雷が落ちるだろうが」

「あ~。それじゃ、

俺、綾香と別の所で待ち合わせするから、

雷はお前だけで受けて」

「俺は避雷針か!」


ぐだぐだ言う修輔の頭のてっぺんを

思いっ切り押してやる。

「ぎゃー!俺の頭に雷がーっ」

「こんなむかつくほどの晴天に

雷なんて落ちるか」

頭を押さえて悲鳴を上げる修輔を切り捨てる。