「ごめんね。突然。 ああするしかなくて… 通行証見ちゃったんだから、言い訳できないし… 今日のファン感謝祭に来てくれたの?」 「他に何の用があってここに来るのか聞きたい」 「ただ通っただけとか?」 「いや、星夢華の熱狂的信者に連行された」 と、うんざりしたような口調で言われ、 どう返すか迷ったが、正直に 「そうだったの。 でもどんな理由でも来てくれて嬉しいです。 ありがとう。」 そう言って笑顔を彼女に向けた。