―陽太side―

碧葉の睨みで現実世界に帰ってきた

店員を見送る。

ピリピリしている時のこいつは

恐いからな。

でも何でこんなに苛ついてるんだ?

「おい」

不意に碧葉が口を開き、

周りも一気に静かになった。


ああ・・・・なんか、ごめんなさい。


でもその張本人は周りの変化に

気付かないように蒼空を見ている。