「っ。全然大丈夫だし!」
あっぶね~。今はイケメン腹黒野郎と
一緒だったんだ。危うく泣く所だった。
こんなやつの前で泣いたら、
この前みたいに、バカにされるに決まってる!
「ふーん。あっそ」
イケメン腹黒野郎は興味なさそうに
それだけ言って、スタスタと歩き始めた。
なんだよ。大丈夫か?とか聞いてきたくせに
なんでそんな無表情なんだよ!
不覚にも、心配してくれてるのかな?
って少し思った自分がバカみたいじゃん!
なんか、悔しいし!
そんなことを考えながら、イケメン腹黒野郎の
隣を歩いていると、
「お前って、本当にバカだよな」
「はぁ!?」
「コロコロ表情が変わって
一目見ただけで、あぁ、こいつバカだな
って分かる」
「ふっ、ふざけんなぁーーー」
「……うっせ」
このあと近所のおばさんに怒られたのは
絶対イケメン腹黒野郎のせいだ。
