━━━━━‥‥チュンチュンチュン
「‥‥ん?」
今何時なわけー?
えっーと、時計時計。
ん?え?
ちょちょちょ!7時45分!?

「ち、遅刻するー!」

━━━━━‥‥ドタドタドタ
「おっ、お母さん!!
 なんで起こしてくれなかったのー!!」
「あら、おはよう」

いつもマイペースなお母さん。
時々、本当にお母さんの子供なのかな?
って思うことがある(笑)
私は全然お母さんに似てないから。

「あら、おはよう、じゃないよ!!
 もう!遅刻しちゃうじゃん!」
「文句言ってる暇ないんじゃないの?」
「あぁ゛ー!もう、こんな時間!
 朝ご飯いらないから。
 じゃあ、行ってきます!!」

━━━━━‥‥ガラガラガラ
「はぁはぁ、ま、間に合った!!」
「おはよー!って、大丈夫?」
「うん、なんとか」

しっかし、なんで寝坊したんだろ。
いつもはこんな事ないのになー!

「あ、友莉!
 早速今日、席替えあるらしいよ」
「まぢ?
 んー、今の席でもいいんだけどな」

今、一応窓側の一番後ろだし。
ここから動きたくないな。
そして、なぜだろう。
物凄く嫌な予感がする。
この予感が当たらないといいんだけど。


━━━━━‥‥‥席替え後
とりあえず、運がいいのか悪いのか、
窓側の一番後ろの席にはなれた。
だけど、

「なんでこーなる!!」

まさかのまさか。私の隣の席は


「何?」

昨日のイケメン腹黒野郎。
同じクラスだなんて、知らなかった‥‥!
ましてや、同じ学校、同じ学年だったなんて。