ーーーー友莉side
もう、どのくらいそうしていただろうか。
「悠紀‥‥」
本当に私達終わりなの?
イヤだよ‥‥
「ねぇ、そこ邪魔なんだけど」
え‥‥?
「おい、聞こえねぇのか?
俺は、邪魔だっつってんの」
え、、私今泣いてるよね?
普通、道端で泣いてる人見たら、
優しく、大丈夫?って声かけるよね?
私の常識おかしい?
え、私泣きすぎておかしくなった?
かけられた言葉が衝撃的すぎて、
私は混乱していた。
「あ‥‥、す、すいません?」
「ったく、早くどけろよな」
いや、待って。
なんで私が謝ってんの?
確かに、道端で泣いてたのは悪かったと思うけど、
道、そんなに狭くないよ?
え、なに、私にデブって言ってるのかな?
むかついた私は反論しようと、立ち上がった。
「ちょっと待ってくださいよ、
この道、そんなに狭くないですよね?」
そう言って、相手の顔を見た瞬間、
「っ!?」
