ーーーー悠紀side ごめんな、ごめん。 友莉、本当にごめんな。 本当は、俺がお前を幸せにしたかった。 でもな、俺じゃだめなんだよ。 「クソっ!」 俺は間違ってるのか? いや、間違ってない。 俺は自分にそう言い聞かせて、前を向いた。 「はぁ‥‥。 友莉、幸せになれよ」 俺は前に進むしかないんだ。 「電話しなきゃ」 俺はある人に電話をかけた。