私の見解を聞いた美姫は、


「もしかして・・・」


と自分のお腹を見た。


「リオがヤキモチ焼いて、パパ以外の人には私を触らせないのかもしれない」


「えっ」


「きっとそうだよ~。私暴力なんて振るったことないもん」


「確かに・・・」


私も美姫のお腹に目をやった。


「でも、これからは暴力振るっちゃダメだよ、リオ。そうだ、今日久しぶりにパパとスカイプしようか。夜更かししないようにしなきゃね」


そう言って美姫はお腹を撫でた。


私は、美姫に暴力を振るわれなくて良かったと思うのと同時に、リオに本心を読まれている気がして内心怖かった。